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シャトーシュ(チルー) 

シャトーシュとはチベット高原に生息する野生のレイヨウ(チルー)である。チベットレイヨウの毛はかつてインド・カシミール地方で高級ショールの素材として使われていた。ただし現在はワシントン条約により製造・販売は厳禁されている。現在、日本で手元に持っている方もいるであろうが、これらは禁止される以前に入手された物である。日本で有名になったのは特に某男性俳優が徹子の部屋でインドで購入した白いシャトーシュのショールを羽織って出演したころからである。

シャトーシュここから書くことは取引がまだ禁止されていなかった昔々のはなしである。シャトーシュにはオフホワイトとベージュ系、そしてベージュに若干のオフホワイトの毛が加えられた3通りの原色カラーが存在した。値段はオフホワイトのショールがベージュよりも3倍ほど高価であった。それはもちろん白い毛が体の部位に少ないために希少価値が高いためであった。原色以外にも染色されたショールも僅かながら取引されていた。パシュミナがカシミール州カシミール地方とラダック地方の両方で製造されているのに対して、シャトーシュのショールはカシミール地方シュリーナガル市でだけで織られていた(これはおそらく技術的な問題であろう)。
シャトーシュの織物の技術は現在のパシュミナストール製造技術に明らかに受け継がれている。2000年前後、インド政府によりシャトーシュの製造が厳しく取り締まられたことにより、カシミールの織物業界には製造の転換が急激に迫られた。現在のパシュミナストールの生地の薄さとダイヤモンド柄はもともとシャトーシュのショールで培われた技術に基づいている。それ以前はパシュミナはやや厚めのショールサイズが主流であり、なおかつ生地柄も無地のみであった。そのためであろうか、シャトーシュとパシュミナストールの両方はショールとストールのサイズの違いこそはあるものの、見た目や触感はほとんど区別がつかない。

 現在、シャトーシュの入手は不可能だが、以上の理由によりシャトーシュの代用品としてパシュミナは一番理想的であろう。さて、次はパシュミナの徹底解説をしよう。

 パシュミナの解説に続く



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パシュミナストール  2、カシミア  3、インドの牛  

4、サンダルソープ



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