3、カード所持者の利点

インド政府関係省庁のホームページを見ると、「PIOカードを持つ者は、NRIに与えられている経済的、財政的、および教育的な権利と同等の便宜を与える」という趣旨の文章が書かれている。NRIというのはNON RESIDENT INDIANSの略であり、インド国籍を持つインド国外の居住者である。インド国籍を持っているのなら別に国内居住者と分けなくてよさそうなものだが、インド政府は、国内のインド人と海外に移住したインド人を法律上区分している。したがって、NRIに付与されている権利を知れば、PIOカード所持者の持つ権利もわかるのだろうが、法律上の問題を整理するのは、そんなに生易しいことではない。したがって、ここではPIOカード所持者のもつ代表的な権利を大雑把に述べることにする。

あくまでも以下の情報は、目安として見てもらいたい。詳細は、事前にインド政府関係省庁に問い合わせて頂くことが必要だ。
PIOカードを持つ者には、以下の特典が与えられる。

1、 ビザなしでインドに入国できる。
つまり、PIOカードがあれば、就労、留学、居住をするために一切のビザは必要はないということだ。ただし、後でも述べるが、研究や調査行為、布教活動、登山などは、この中には含まれない。それと当然のことだが、入国に際してPIOカードとともに、PIOカードにナンバーの記載されている期限の有効なパス ポートも必要だ。

2、 外国人登録が不要
インドに180日以上滞在する(予定の)外国人は、入国から14日以内に、 FRRO(外国人登録所)にて外国人登録をすることが不可欠であるが、PIOカード所持者は、180日を越える滞在予定であっても、入国の14日以内に登 録をする必要はない。しかし、180日を超えた時点から30日以内に外国人登録をすることが必要である。
注意;この登録期間については場所によって異なることを言われることがあるので、あらかじめ最寄りのFRROで確認することが必要。

上記は入国および滞在の手続き上の利点であるが、経済、財政および教育に関するものは以下である。

3、 不動産を登記できる。
これがこのカードを持つことによる最大の利点である。PIOカード所持者は、インド国内において土地や家屋を登記(取得・譲渡)することができる。普通外国 人がインドで不動産を登記する場合はRESERVE BANK OF INDIA(インド準備銀行 略称RBI)から特別な許可を得なければならないが、 PIOカード所持者にはその必要がない。なお、この不動産の定義に農業用地は含まれていない。

4、 NRI枠で子女を学校に入学させることができる。
各教育機関には、前述したNRIの入学のために、インド国内のインド人の席枠とは別にNRI枠が設けられている。PIOカード所持者の子女は、このNRI枠で教育機関に入学する恩恵を受けられる。なお、これには、医学部や技術系などの理系学部や、INDIAN INSTITUTES OF  TECHNOLOGY(インド工科大学 略称IITs)とINDIAN INSTITUTES OF MANAGEMENT(インド経営大学 略称 IIMs)のようなエリート国立大学も含まれる。

次は、カード所持者が禁止、もしくは制限される行為



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