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最高級毛織物 カシミアストール 

 
カシミヤとは?
カシミヤの本場インド・カシミール地方ではカシミヤ(cashmere)という言葉はほとんど使われていない。しかし、カシミールにはヒマラヤヤギの一種であるパシュミナヤギ(Pashmina Goat)から最高級毛織物パシュミナストールとショールが織られている。もともとカシミヤという言葉はカシミールとパシュミナから作られた造語である。19世紀のヨーロッパではカシミール製パシュミナショールが貴婦人達に愛用されており、それらは既にカシミヤと呼ばれていた。そして、それが次第に一人歩きして、20世紀以降、カシミヤは高級ウール製衣料品を示す一般名詞となってしまった。日本人にとってもカシミヤと言えば上質のウール製コートやセーターというイメージが強いが、実際のところインドでは本来のカシミヤであるヒマラヤヤギの原毛はストールとショールの素材としてのみしか使われていない。ちなみに日本ではカシミアともカシミヤとも表記される。どちらも正しい。

このページでは本物のカシミヤの起源に立ち戻って、もともとのパシュミナの欧米での名称であるカシミヤという言葉をカシミール製パシュミナと同じ意味で用いることとしよう。

もっと詳しい説明を読みたい方はこちらのサイトをどうぞ。

カシミアストール 


カシミヤストール 素材

カシミヤストール&ショールの素材
ヒマラヤヤギの毛
カシミール州北東部5千メートル級の山岳地帯で放牧されている。

カシミヤ 

カシミール製 カシミヤストール オフホワイトカラー

カシミヤストール

ストールの長さは約2メートルである。

カシミヤ ストール
染色されたカシミヤストール

刺繍なしカシミヤストールとショールや刺繍カシミヤについての詳しい解説はこのページの一番最後にご紹介するカシミヤ専門サイトで読んでいただきたい。当専門サイトにはヒマラヤヤギの原毛のみで織られたカシミヤストールやカシミヤ刺繍ショールについての易しい説明が多くの写真とともに載っている。


カシミヤ刺繍ショール 

カシミール製カシミヤショールには生地の一部に刺繍がされたものもあるが、生地のほぼ全体に刺繍がなされたものもごくまれに見られる。なお、刺繍がされている生地のほとんどはショールサイズ(縦約2メートル、横約1メートル)である。ストールのように細めの生地にはあまり刺繍がされることはない。また、カシミールでは生地の一部と、生地全体が埋まるようにびっしりと刺繍されたショールは明確に区別されている。一般的には前者をボーダーやジャールと呼び、後者をジャマワールと言う。ボーダーとは境界の意味であり、生地の端の部分に刺繍がされているものを言う。これに対して、ジャールは網の意味だ。この言葉の意味通り、ジャールのショール生地全体には網の目のように繊細な刺繍がなされている。下2枚はジャールの写真だ。花と蔓草模様の刺繍が網の目の如くショール全体に広がっている。四隅のペイズリーが美しい。

ジャマワール



カシミール ショール


生地全体に刺繍がされているという点ではジャールとジャマワールは非常に似ているが、ジャマワールの刺繍はジャールと違って刺繍間に隙間がほとんどない。刺繍の質にもよるが、ボーダーの製作には約3カ月がかかり、ジャールの製作には6か月ほどかかる。


 総刺繍ショール(ジャマワール)

ジャマワールは“集まったもの”という意味である。これは生地一杯に刺繍が集まるように見えることに由来する。もともとカシミヤジャマワールショールには直接針を使って絹糸で刺繍されたニードルジャマワールと、絨毯織りの工程法で模様が織り込まれたカニジャマワールがあるが、現在では前者のニードルジャマワールが一般的には広く知られている。基本的にニードルジャマワールは絹糸で刺繍されているが、たまに人造シルクで刺繍されたものもある。ただし、どちらの製作にも最低1年、最高3年近くの歳月がかかるために、両者には価格的にはほとんど差はない。下の写真はニードルジャマワールのものだ。カシミールの伝統的なデザインの醸し出す豪華絢爛さと絹糸刺繍の織りなす微妙な繊細さが見事に融合したインドのマハラージャ文化時代の技術の結晶である。これこそが世界に誇れるインドの伝統織り物だ。

カシミヤ 刺繍 ストール



刺繍 カシミア ショール



カシミア 

ここで載せている刺繍ショールのデザインは一般的に造られている物に比べてかなり高度で繊細である。ここまで凝っている刺繍にはなかなかお目にかかることが出来ない。当然であるが、一般的に日本の専門店で入手出来る物に比べて1ランクも2ランクも上であろう。
ちなみにインド現地の一般手工芸品店で買えるジャマワールストールはほぼ全てウール製である。実を言うと、この手の商品はかなり昔からお土産品として一般的に販売されている。ちなみにカシミヤの刺繍ショールには絹糸が使われることが多いが、ウール製ショールの刺繍にはシルク糸はまず使われない。


前述したようにカニジャマワールは絨毯織りと同じ方法で織られたショールである。一見してニードルジャマワールほどの豪華さと繊細さはないが、実はニードルジャマワールよりも高価である。また、サイズも他の刺繍ショールよりも大きい。近年になり、結婚式などの正装として人気がでてきておりインド国内では需要が増えつつある。写真はカニジャマワールとそのデザインを拡大したものだ。

 
カシミヤ 説明


カシミアとは


以上がカシミヤの短い説明であった。
なお、本物のパシュミナで織られたカシミアストールやカシミア刺繍ショールについて興味のある方、もしくは実際に購入されたい方は、以下のサイトをご覧頂きたい。多くの解説や写真が掲載されている。

パシュミナ専門印度丸
本物のパシュミナについて

ジャマワールショール(カシミア総刺繍ショール)の奇跡





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1、パシュミナストール   2、カシミア  3、シャトーシュ  


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